若きベーシストは今、物流で会社を支える存在に
- 「学生時代は、ひたすら趣味に没頭していました」。そう語る小宮正悟さんの趣味は音楽。高校、専門学校ではベースを担当しており、憧れのベーシストはレッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーだとか。そんなバンドマンだった彼が、虎屋商事に中途で入社したのが2011年の9月。面接では、今の上司であり物流部長である佐々木氏が面接官として小宮さんに応対した。「普通だったら面接が終わった後、「では合否は後日……」となると思っていたら、「で、いつから来れるの?」って聞かれて。即決なんだ、とビックリしましたね」。初の面接で佐々木氏にその素質を見抜かれた小宮さんは、自身の採用を即断してくれた佐々木氏への恩を感じ取ったんだそう。「中途での採用だったし正直不安もあったけど、こんなに必要とされているんだと感じ入る点があった。よしっ、それならやってやろうじゃないか、って気にさせられました。まぁ、今思えばそれも佐々木部長の作戦だったのかも知れないけど。僕をおだててその気にさせるっていうね笑」
「架け橋」として、お菓子とみんなを繋ぐ物流のパワー
- 小宮さんが仕事上で最も大事にしていることは、「注文いただいた品を無事に届ける」という点。「なかなか難しいのは承知していますけど、『欠品ゼロ』を目指します」。また、物流という部署の立場上、他の部署とのパイプ役としての役割を担っていることも多く、これもやりがいに繋がっていると語ってくれた。「特に物流部門はいろんな部署との連携が欠かせない中間的ポジション。例えば営業と事務などの異なる部署間のやりとりを、物流を通じて行うことも多いです。いわば、物流部門は他部署の円滑な連携プレイに欠かすことのできない、パイプ役的存在と言えます。それゆえに他部署の問題解決に貢献できたりすることは、仕事のモチベーションアップにも大いに好影響を与えてくれることだろう。「私たちがメインで扱っている商品はお菓子ですが、お菓子は虎屋商事とお客様を繋ぐ媒介というか架け橋的なもの。物流マンとして、お客様を笑顔にできる商品を日々取り扱えているというのは、やはりやり甲斐がありますね」
社員のやる気を引き出す社風が虎屋商事の強み
入社以来、物流ひとすじの小宮さん。中途採用だからこそ見える、虎屋商事の特色とは何か、を語っていただいた。「やりたいことを挑戦させてくれる、社員のチャレンジ精神を後押ししてくれるスタンスが、虎屋商事の最大の特長だと思います。社長がそういったアグレッシブな姿勢を評価してくれる方ですし、僕ら現場の立場で感じた要望や改善案を提案すれば、柔軟に意見を取り入れてくれます。そういった社員の自主性を大切にしてくれるところが「信頼されているな」と感じます。
小宮さんが入社当時から今まで、変わらぬ信頼を寄せているのが、上司である佐々木氏。「僕の目標は上司の佐々木部長なんです。将来的にはいずれ僕も佐々木部長のように、より総括的、俯瞰的に物流部門に携われたら良いな、と。物流を支える上で必須である正確な在庫管理、出荷品質のさらなる向上など、物流部門として品質を高める努力を日々惜しむことなく、よりスピーディーな対応ができるよう、さらなる効率化を目指していきたい」
ミスをカバーし合うサポート精神が社員全員に浸透
- 様々な部署を擁する虎屋商事だが、その職場環境を一言で表すなら『家族』だとか。社員からパート、そして年齢も下は23歳から上は70歳以上と、幅広い人たちが働く社内は、さながら大きな家族を彷彿とさせてくれる。「本当にアットホームな雰囲気ですよ。単なる仲良しクラブではなく、お互いにライバル。でも、何か問題が起きた時は全員で問題に取り組む。そんなメリハリの利いた関係性は、仕事の上でも居心地の良さと程よい緊張感を持たせてくれます」。以前、トラック手配時に荷量を間違えて、2tトラックで済むところ4tトラックを頼んでしまったこともある小宮さんだが、そういったミスも社内で一体になってフォローしてくれる姿勢が虎屋商事の社風なんだそう。そういった助け合いの精神は、万一の失敗を恐れて萎縮しがちな、特に若い社員にとって何事にも代えがたいサポートとして、成長をカバーしてくれることだろう。「あと、お菓子問屋だからかどうかは分かりませんが、社員みんながお菓子好きな印象です。事務所行くと、いっつも誰かしらお菓子を食べてますから笑」