引っ込み思案の少女が、入社3ヶ月で独り立ち
- 「学生時代の私は消極的というか引っ込み思案な性格でした。マイナス思考で考えちゃって行動に移せないタイプでしたね」。今の活躍からは想像もできないが、学生の頃の青木さんは決して活動的なタイプではなかった様子。そんな大人しかった女性は、就職のための会社説明会で虎屋商事と運命の出会いを果たす。「数ある会社の中でも雰囲気が良いように感じました。もともとお菓子の会社ってことで第一印象も良かったし、なにより説明会の時の社長がすごく熱心に語っていたのを覚えています」。そして虎屋商事に入社した青木さん、しかし青木さんの入社3ヶ月を過ぎた頃、個人的な事情で先輩社員が退職したことで、経理や販促、そして現在メインとなっている営業のサポートを受け継ぐことに。「先輩がイレギュラーで辞められたことで、その先輩が受け持っていた仕事を引き継ぎました。入社3ヶ月の新人だったし最初は不安しかありませんでした。次第に仕事にも慣れ今ではこれはある意味いいチャンスだったんだと思います。本来、3ヶ月の新人には任せてもらえない仕事を沢山経験できた事に本当に感謝しています。
やるべきことの優先順位を決めるのが業務円滑の鍵
- 青木さんが仕事上、最も大切にしていることとは?「とにかく人の気持ちになって考えるよう心がけています。「今、何を求めているのか」と常に相手の立場に立って考えると、やるべきことが見えてきますし、その中での優先順位も自ずとハッキリします」。事務所での電話応対も彼女の大切な仕事の1つ。「例えばお客様の問い合わせで「◯◯ってお菓子は取り扱ってないの?」と聞かれて取り扱いがない場合、代わりに「◯◯というお菓子がオススメなのですが、いかがでしょうか」と受け答え、結果お客様に新しいお菓子を購入してもらえた時など、「あぁ、会社に貢献できたなぁ」と思えます。お客様からの問い合わせのお電話で、「ないです」で終わらせるのではなく、代わりのものを提案する。そういったやり取りを事務である私たちができるのも、この虎屋商事の魅力の一つだと思います。また、それまでそのお客様が知らなかったお菓子を紹介して、その結果気に入ってもらえたら、私としてもお薦めした甲斐があるなって」
お客様の求めに応じた対応が出来て一人前です
電話でのやり取りは、互いの顔が見えない分、難しい一面も。「電話応対も、お客様の要望に沿ったものでないといけません。欲しい商品の取り扱いを問い合わせてこられて、それがなかった場合にどんな提案が出来るか。あいまいな回答ではお客様の意に添えないですし、かといってお薦めしたものを気に入ってもらえなければ逆効果ですから」。入社したばかりの頃は商品の知識もなく、明確な答えがなかったのでお茶を濁した対応をしてしまうこともあり、お客様からお叱りを受けることもあったとか。「お客様は、私たちに商品知識豊富なプロの意見を求めてきているんだと痛感しました」。
仕事を通じて逞しさと強かさを身につけられた青木さん、その成長の礎となったのは、多くのお客様とのやりとりと、サポートしてくれた営業さんや先輩社員たちの存在。今では、新人社員にとって青木さんがそのような頼れる存在になっている。
仕事もオフも本気で楽しむのが虎屋社員の心意気
- 青木さんにとって虎屋商事は、居心地が良くて第二の家庭のような存在だとか。「部署ごとの隔たりがなく、みんな仲が良いので和気藹々とした雰囲気で働きやすい職場環境です。部署ごとの軋轢もありませんし、会社としての目標に部署問わず協力し合えるっていう環境が整っている。何か問題が発生した時も、みんなで一致協力してことに当たれるので頼もしいですね」。老若男女の社員、パートのみんなで一体になって盛り上げる社風なので、常に連帯感を感じられるんだそう。「いつも仲間に囲まれた職場にいるので、休みの日たまに1人で家にいる時など、ふと何か物足りないなと感じることがあります」。休日はもっぱらドライブか買い物。旅行も大好きで海外から日本国内の温泉まで、幅広い場所を訪れている青木さん。そんな彼女の絶対に欠かせない趣味が相撲観戦。「巡業を巡ったりしているので、大相撲の話題には詳しい自信があります」。現役の力士では、勢関の大ファンだという好角家。ON&OFFで切り替えの上手さが、青木さんの充実した会社ライフに繋がっているのだろう。